これからは人材を大切にする時代に
少子化による人口の減少
近年では少しずつ景気の回復が見られるのもあり、企業の業績も向上していて雇用が増えています。雇用が増えれば中途採用にも意欲的になりますから、人材が必要になります。しかし、近年では少子化が進み労働人口が減っています。ですから企業が人材を必要としても、働く人がいないのです。
人材を大切にすること
一昔前であれば、厳しく従業員を扱っていた企業が多かったと思います。例えば、「お前の代りはいくらでもいるからやる気がないなら辞めてもいいんだぞ」など、上司が部下にこのような言葉を投げかけることもよくあったことだと思います。しかし、そのようなことで辞められてしまうと、近年の少子化の中で新しい人材を見つけることはなかなか出来ません。会社はチームワークで仕事をすることがほとんどですから、人が辞めて、そのポジションに新しい人を入れることが出来なければ、他の従業員が自分の仕事をしながらそのポジションの仕事を補わなければなりません。そうすることで1人1人の負担が増え、仕事を続けることが辛くなり、次々に辞めてしまうことになってしまいます。新しい人材が入って来ても仕事の多さにすぐに嫌になってしまうことでしょう。
どんな大企業であっても働く人がいなければ成り立ちません。働く人がいてこその企業です。人を大切していない企業は経営を続けることが難しい時代と言えます。
やる気を起こしてあげること
人を大切にすることは甘やかすこととは違います。上司が部下を上手に使うことはとても重要です。例えば、同じ量の仕事を「5時間でこの仕事を終わらせてくれ」と言うのと「今日中にこの仕事を終わらせてくれ」では、仕事の内容も多少関係がありますが無理な内容でなければ、5時間と指示された部下は5時間で終わらせるでしょうし、今日中と言われた部下は今日中に終わらせるでしょう。このことからわかるように、時間は使い方で、上司の指示が仕事の効率を大きく左右することがわかります。
まず大切にすることはコミュニケーションです。仕事を強要するのではなく、このチームや会社のために頑張ろうと思える気持ちは人間関係から来ます。それにはコミュニケーションをすることが重要ですし、必要不可欠です。そうすることで従業員同士の一体感が生まれ、より効率の良い仕事が出来ますし、それがやる気にも繋がりますから、会社を辞めたいなどの考えはなくなるでしょう。やったことに対する評価とキャリアアップの機会を与えてあげればさらにやる気も向上することでしょう。